本革製ペンケース/カスタムオーダーコレクション
2017.09.04 Monday
ハンドメイドの革製品を製造販売しております【SHIN】代表兼職人の加來(かく)です。
今回は、本革製ペンケース(レザーペンケース)のカスタムオーダーコレクションと題しまして、
過去のペンケースのカスタム事例をご紹介。
カスタムオーダーのご参考にして頂ければと思います。
「カスタムオーダー」とは
SHINの既存の商品の素材(革、ファスナー、金具、糸、etc...)
の色等を変更してオリジナリティを出すカスタムのことです。
カスタム費用は高くはならないので、低コストで自分だけのオリジナルを作れるのでお薦めです。
ただし、通常SHINで取り扱いのない素材(特に革)に関しては
使う分だけ仕入れることが難しいので大幅な価格アップになってしまいます。
また、大幅な構造変更を伴わなければ多少の仕様変更は可能です。
- ポケット追加
- 多少のサイズ変更(試作が必要になるものは不可)
- ナスカンの追加
等々。
ではそろそろいってみましょう。
※ペンケースSとペンケースMが混在しております
【変更点】
- 革をイタリア/ワルピエ社の「ドラーロ」のワインカラーに変更
- ステッチをパープルに変更
- ファスナーをブラウン×ゴールドに変更
- 内装をイタリア/モンタナ社の「リオ」のタンカラーに変更
- ペンホルダーを撤去
外装に使っている「ドラーロ」は他の色もあります。
SHINの商品「スリムペンケース」で使っているので興味のある方はチェックしてみてください。
ペンホルダー無し仕様をご希望の方も多いようですね。
つづいては…
【変更点】
- ステッチをベージュに変更
- ファスナーを「Talon(タロン)ファスナー」のベージュに変更
- 内装はダークブラウンに変更
比較的派手さを抑えたカスタムですが、これは「ラウンドファスナーウォレットTLN」
をご注文された方がウォレットと同じテイストでカスタムを希望されたものです。
他に、名刺入れも同じテイストでご注文頂きました。
つづいては…
【変更点】
- 革をイタリア/バダラッシィ・カルロ社の「ミネルバボックス」のグリージオという色に変更
ミネルバボックスは非常に経年変化しやすく、また色も劇的に変わるので「好きな人には好き」な革です。
最終的にはほぼ茶色に近くなります。
※現在はミネルバボックスは取り扱っておりません。
続いては…
【変更点】
- 革をアメリカ/ホーウィン社の「シェルコードバン」バーガンディに変更
- ファスナーをダークブラウン×ゴールドのYKKエクセラに変更
- SHINの刻印を外装に
- ステッチを革と同色系に変更
- 内装をイギリス/セドウィック社の「ブライドルレザー」のイエローに変更
- ペンホルダー無し
かなりのカスタムです。
外装に使っているシェルコードバンは、爬虫類などの「エキゾチックレザー」を除けば最も高級な革と言えるでしょう。
ファスナーもYKKの高級品「エクセラ」をセレクトしております。
ちなみに内装のブライドルレザーは通常取り扱いが無い革です。
続いては
【変更点】
- 革をアメリカ/ホーウィン社の「シェルコードバン」のブラックに変更
- ステッチもブラックに
- 内装をブラックの「ブッテーロ」に変更
- ポケット追加
- ペンホルダーを変更
お客様は設計士の方で、収納する道具類を考慮してオーダーされました。
写真もいただきました。モンブランのブラック&ゴールドがバッチリ似合っております。
次が最後です
【変更点】
- ファスナーを「ririファスナー」に変更
- 内装を赤色の「アリゾナ」に変更
- ステッチをブラックに変更
- SHINの刻印を左下に配置
最近ririファスナーのお問い合わせが多いですが、ririのファスナーはスイスのメーカーで、かなりの高級品です。
ririファスナーにする場合は覚悟してください(笑)
以上、今回のペンケースカスタムコレクションはこれでおしまいです。
どうですか?ご参考になったでしょうか?
だいたい革やファスナー、ステッチを変えただけですが、いずれも個性的な仕上がりになっていますよね。
カスタムオーダーをご希望の場合はお気軽にご相談ください。
単純にいつもとは違う組み合わせで制作するのは楽しいですし、ブログ等の「ネタ」になるので大歓迎です。